JAL機体整備工場見学会
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CAができあがるまで
オレンジ色の空港リムジンバスに乗って客室訓練部へ
このバスに乗るとこれから飛行機に乗るみたいでワクワクします。
途中、キャプテンの解説で、あのビルに飛行機のシミュレーターが有って飛行訓練するんですよ。とか、新しい管制塔について解説して頂いていると数分で到着しました。
このビルでは数フロアを使用しており、別の会社も入っているとの事でした。
まずは会議室で、JALのキャビンアテンダントについての説明です。
またこの部屋の眺めが最高です。
湾岸線を挟んで滑走路が目の前に!!
JALの客室乗務員
日本人7千名、外国人千名の約8千名、子会社のJALWAYSやJALエクスプレスを合わせると10,700名ほどとなるそうです。
入社2ヶ月間で専門訓練を受け、乗務を開始し、最初の数年は1年毎に契約更新となるそうです。
CAには、保安要員としての働きと、サービス要員としての役割があります。
それぞれの役割を学ぶために救難訓練やサービス訓練を実施しています。
JALのCAの目標にしているフレーズは、「気さくで美人」
気さくとは、誰からも話しかけられるような雰囲気を保つことを指し、美人とは、見た目の美しさが主ではなく、技量の高いおもてなし、心のこもったサービスをできる人の事を美人と例えているそうです。
サービス品質評価制度があり、大きく分けてヒューマンエレメンツ、テクニカルエレメンツに分かれます。
Human Elements
プレゼンス・身だしなみ・笑顔・基本的態度
乗務姿勢・YESの発想・学習意欲・工夫
Technical Elements
技量・立ち居振舞い・挨拶・会話力・話し方・心配り・対応力・環境への配慮・知識とその実践・クルーコミュニケーション
CAは常に見られていることを意識するように教室のカーテンを開けて授業を行うそうです。
休憩時間は閉めて良いんですよ。との事で、ギャレイを仕切るカーテンに見立てているそうです。
メイクアップルーム
資生堂さんが来て、メイクの指導を行うそうです。
照明の明るさが客室と同じになるように調整することが出来るので、機内できれいに見えるお化粧の練習を行います。
外で見るとちょっと派手に見えるんですよねぇ。との事で、新人さん時代には、そのままの化粧で帰宅し、ギョッとされたり、ジロジロ見られた事がある・・・なんて失敗談も伺いました。
この部屋は、鏡が斜めに設置されており、歩き方の練習にも使うそうです。
作法をならうための畳敷きの和室もあったりします。
英会話教室
国内線の業務を一定期間行うと、国際線への移転訓練が行われます。
私は国内線だけがいい。と言ってもやらなくてはならないそうです。
会話は教官にモニターされているため、誤魔化したりは出来ないんですよ。との事でした。
リカー教室
機内で提供するお酒についてや、カクテルの作り方を学んだりします。
機内は与圧されているとはいえ、0.8気圧ほどしかないので、地上で飲むより酔っ払い易くなります。
地上でいつも大丈夫な量でも、機内では本人が思っている以上に酔っている事があるそうです。
席から立ち上がった時に初めて泥酔している事に気が付いたり、中にはトイレで倒れたりするお客様も多いとか・・・
美味しいお酒は、ついつい飲みすぎてしまいますが、ほどほどに楽しんでください。とのことです。
リカーカートを押させて貰ったりもしましたが、中身があると40kg程もあり結構重かったです。
機体が揺れる事が予想される場合はサービスを行いませんが、足でペダルを踏むとロックされて動かなくなるようにもなっています。
ちなみにリカーカートには、鍵がかかるようになっており、CAさんしか中身を取り出せないようになっています。
また、国によっては、関税の書類を作成したりする場合もあるそうです。
こちらは、歩いていると唐突に置いてあるボーイング767のドア
この機体、ドアの操作方法に独特の癖があり、ちょっと操作にコツがいるそうで、いつでも好きなときに操作訓練が行えるように設置してあるそうです。
CAさんと、キャプテンから、ドアのオートマチックモードの説明もありました。
「乗務員は、ドアモードをオートマチックポジションに変更してください。」とか、アナウンスされるアレですね。
オートマチックでは、ドアを内側から開けると、脱出用のシューターがバーンと出るようになっているそうです。
オートマチックの状態でもドアを外側から開けた場合は作動しないようになっているとか、マニュアルモードでドアを開けてからオートマチックモードに入れても作動しないとか、機種によって違いもあるんですよ等と解説して貰いました。
ギャレー
実際の機体と同じギャレーも用意されています。
食器なども用意され、サービスの練習などに使われています。
ナチュラルチーズについての講義の後だったのでしょうか?ホワイトボードにはビッチリと説明がありました。
救急救命訓練
結構無造作な感じに置かれていた人工呼吸や心臓マッサージの練習用人形
実際に触らせて貰うとかなり難しいです。
本当に練習する時は電源を入れ、ランプで正しくマッサージが行われているか測定するそうなのですが、何度も失敗して上達したそうです。
モックアップ
本物の機体と同じサイズで、機内が再現されています。
通路や客席のスペースも、もちろん一緒、実際に乗務した時に体がスムーズに動くように練習します。
訓練生は、本物の機体と思って扱っているそうです。
こちらは、ビジネスクラスのシート、アテンションプリーズで上戸彩さんが放り投げていたクッションがある。
えーっと、実は客室訓練部の見学が出来ると決まってから、嬉しくって全話見直しました。
こちらは、少し前の型だそうですが、ファーストクラスのシートです。
実際に食事の時のテーブルを出してもらったり、寝る時のフラットな状態に動かしてもらったりしました。
ただこのシート訓練で多く使用されるためか、動きがスムーズじゃない場所があったりして、CAさんが「えぃっ」と力を入れてテーブルを引っ張ったら「パキ」と鈍い音がしたような・・・
他のCAさんにお願いだから壊さないでよーと言われ、その後シートの引き出しを開けたときも「バキ」・・・
本物の引き出しじゃなくて、ダミーの板まで外しちゃう、お茶目なCAさんに楽しく解説して頂けました。
最後は、キャビンアテンダントのお仕事解説です。
続きはコチラ⇒CAのお仕事解説